ヘモグロビンを増やすために病院で行う治療方法・治療薬とは?

ヘモグロビンを増やすために病院で行う治療方法・治療薬とは?

ヘモグロビンを増やすために病院で行う治療方法・治療薬とは?

酸素の運び屋 ヘモグロビン

ヘモグロビン少ない原因と病気

人間が生きていくためには、酸素と栄養素が必要です。栄養素は血液中を流れ運ばれます。

酸素は、血液中の赤血球、とりわけヘモグロビンに含まれる鉄に結びついて、全身の細胞へ運ばれます。
そのため、ヘモグロビンが減ってしまうと、全身へ運ばれる酸素の量も減ってしまうため、息切れや疲れやすさ、めまいや動悸などの症状が出現します。
では、ヘモグロビンが減ってしまった場合は、どのような治療法があるのでしょうか?
それは、原因によって異なります。

 

鉄欠乏性貧血の治療薬とは?

日本人の多くは、鉄不足だといわれています。
鉄が不足していることによって起こるヘモグロビンの減少に対しては、鉄の補給が治療となります。

フェロミア錠

最もよく用いられるのは、「フェロミア」錠です。

1錠50mgで、1日当たり2〜4錠を2回程度に分けて内服します。
鉄剤は内服後、小腸で吸収されて脾臓や肝臓へ運ばれ、フェリチンとして代謝後にヘムとしてヘモグロビンの材料となります。
また、点滴で鉄剤を入れる場合もあります。貧血が重度の場合は、点滴と内服薬の両方を用いて治療を行います。

 

重症な貧血の場合には

更に貧血が重度の場合は、輸血が行われます。
鉄剤では消化・吸収されてからヘモグロビンになるまでに時間がかかってしまいます。
そのため、直接赤血球・ヘモグロビンを体内へ入れるために輸血が行われるのです。
血液検査上の赤血球数、ヘモグロビン濃度の様子を見ながら、最低ラインである血液100mL中10g以上となるまで輸血を行います。

 

ヘモグロビンは赤血球の中で作られ、赤血球で守られながら血液の中を流れていきますが、赤血球が減ってしまうとヘモグロビンの量も減少してしまいます。
この赤血球は骨髄の中にある骨髄幹細胞から出来上がっています。
この骨髄幹細胞に問題があって赤血球が出来上がらない場合は、骨髄輸血が必要な場合もあります。

 

更に、ヘモグロビンのうちのタンパク質であるグロビンの基となるタンパク質が減少してもヘモグロビン量は減少します。
タンパク質の合成にはビタミンや葉酸が必要あり、タンパク質が減少してヘモグロビンが著しく減ってしまっている場合には、ビタミンと葉酸の摂取がすすめられるほか、点滴や内服での治療がすすめられます。