ヘモグロビンが急激に下がると、どんな病気が考えられる?

ヘモグロビンが急激に下がると、どんな病気が考えられる?

ヘモグロビンが急激に下がると、どんな病気が考えられる?

大怪我・胃潰瘍など

ヘモグロビンが減少する理由として最も簡単なものは、出血です。
体の表面や、胃や腸などの消化管からの出血で血液が失われると、血液そのもの、当然ヘモグロビンも減少するため、様々な症状が出現します。
この場合は、貧血というよりも失血と言った方が、正しいのかもしれません。

 

赤血球の問題でもヘモグロビンは減る

次に考えられるのは、赤血球の破壊によるものです。
赤血球はヘモグロビンを運ぶ袋の役割を果たしています。
赤血球という袋の破壊は、ヘモグロビンの破壊を意味します。
ヘモグロビンは血液、血漿の中では生存できないため、ヘモグロビンとしての機能を果たすことができません。
この、赤血球の破壊による貧血を「溶血性貧血」といいます。

 

腎性貧血

腎臓の病気もヘモグロビンの減少を招きます。
ヘモグロビンは赤血球内で生成されますが、この赤血球が生成されないためにヘモグロビン値が上昇せず、貧血を招く場合です。
腎臓は、赤血球が成長していく過程で必要なエリスロポエチンというホルモンを分泌しています。
腎臓の疾患によってこのエリスロポエチンが分泌されなくなると、血液中のヘモグロビン濃度が低下して貧血を招きます。
「腎性貧血」とも言います。

 

再生不良性貧血

最も重篤なものは、「再生不良性貧血」です。
血液のガンとも言われますよね。
骨髄の形成に異常をきたし、赤血球のみならず白血球や血小板の基になる骨髄幹細胞が形成されないために、各血球細胞が形成されない病気です。
また、この病気の場合、先ほど出てきたエリスロポエチンというホルモンに対抗する免疫物質が形成されるとの報告もあり、赤血球形成が阻害されてしまうようです。

 

巨赤芽球性貧血

最後に、ビタミンB12や葉酸の欠乏によって起こる「巨赤芽球性貧血」です。
赤血球の基になる赤芽球内での遺伝情報DNAの合成が阻害されることで発生します。